方法

方法とは、目指すこと(理念)へ至る道、そのための手段です。このことから、方法を設定する時、1.有効性(理念に近づくために、その方法で役立つか否か) 2.合理性(理念に近づくために無駄がないか)といった観点を念頭に置いています。

ここでは、運営体制、個別処遇計画、倫理綱領について紹介します。

◆ 運営体制

職員配置

―常勤職員、パート、ボランティアの協力体制―

パートやボランティア=素人ではありません。ながい寮のパート職員は、ハウスキーピング・リハビリなど、生活の一部分(パート)の専門家です。

また、ボランティアも、美容、カラオケ、音楽療法などのプロが来てくれています。

各々の役割分担は、次の通りです。

(人数) 役   割
常勤職員(14) ケース担当の業務、計画立案、当直業務、生活支援全般の業務
パート(6) 仕事場の送迎、作業補助、ハウスキーピング、リハビリ、日中の生活支援全般
ボランティア 陶芸、カラオケ、音楽療法、美容の実施・運営。リハビリ、踊り、ちぎり絵の補助

※上記の人数は、全職員の内訳ですが、役割は生活支援のものです。

勤務体制

一日の流れを見た時、必要な場面に必要な人数のみを配置し、無駄をなくしています。そして、今、施設の持っている人材を活用し、最大の成果がおさめられるように心がけています。見直しのつど、勤務体制は変わりますが、平成14年7月1日時点での体制は次の通りです。
勤務体制をご覧になるには、Acrobat Readerが必要です。)

週日課表

1週間の主な予定は、週日課表の通りです。勤務する職員が、この予定を効率よくこなし、そしてより多くの事を支援できるよう、毎週、その週の週日課表を作り、それをもとに日々の支援を行なっています。
週日課表をご覧になるには、Acrobat Readerが必要です。)

現場における無駄について
職員の援助がひとりでも可能な場面(例えば、作業やレクなど)に、二人の職員がいると、職員間のおしゃべり(無駄話)が生じがちです。また、一人でできるなら、もう一人は、ケース担当の業務やデスクワーク(記録の整理、計画立案、会議の資料作成など)をすべきですが、互いに遠慮して二人ともその場にいるという事があります。これらの無駄をなくすために、週日課表は役立っています。

◆ 個別支援計画

個別支援のアセスメント(診断)は、支援基礎資料で行ないます。

アセスメントとは、一人ひとりの全体像を理解しようとするものです。

ながい寮では、この全体像を、上田敏氏の障害分類の考え方を参考に、器質障害、能力障害、社会的不利といった客観的側面と、気持ちという主観的側面に分け、領域(項目)を設定しています。

この支援基礎資料のアセスメントにより、その人にとって今、最も優先すべき重要課題を確定し、個別支援計画として取り上げます。

個別支援計画は、現状に対して目標を設定し、この目標達成するためにはどうすればよいか、その考えかた(原因分析や根拠となる理論…行動療法やカウンセリング、ケースマネージメントなど)を明確にし、具体的な方法を設定します。

但し、方法はあくまで仮説なので、目標達成について有効かどうかを、一定期間、ケース記録につけます。

そして、ケース記録をまとめ、方法の有効性を検証します。仮説―検証が、この個別支援計画の基本的スタイルです。

支援基礎資料

個別処遇計画

◆ 倫理綱領

ながい寮にも、以前は利用者の人権侵害と捉えられる不適切な関わりがありました。

その関わりを改善するため、施設長の指導、研修、倫理綱領の作成、第三者(実習生)によるチェックなどを行なってきました。

これらの取り組みにより、不適切な関わりは改善されています。

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